2010 ワールドカップ南アフリカの不安

今回はカレー屋に全く関係のない話です。

こんなニュースが出てますね。

W杯代替開催、日本にも打診

開催への不安

僕が南アフリカを旅行したのはもう2年も前で、2週間くらいしかいなかったしあからさまな危険は避けていたので確かなことは言えませんが、実感として南アフリカでのワールドカップはマジでやばいと思います。

不安はひとつだけ。治安です。多分昔のままの状態なら強盗や殺人にあう観光客が何万人単位で出ると思います。

南ア、特に経済の首都ヨハネスブルグは多分今世界でもっともやばい都市です。僕はケープタウン(喜望峰の近く)から南アに入ったのですが、同じ宿の人からいろんな話を聞きました。いわく

・ヨハネスのバスターミナルおよび中央駅付近を旅行者が100m歩くと、「泥棒」ではなく「強盗」に120%襲われる。120%の意味は「歩いている人全員がやられるが、運の悪い20%の人はさらにもう一回襲われることもある」。だからたとえ100mの距離でもタクシーを使え。タクシーもかなりぼってくるが安全にはかえられない。

・後ろから走ってくる足音が聞こえたら絶対警戒しろ、ちゅーかいつも周りを見ろ。

・強盗の武器は前近代的なものが多い。ピストルとかではなく「腕力」や「石」「ブロック」「岩」をつかってくる。

・夜は絶対出歩くな。夜は強盗の時間だ。でも昼も危ない。昼も気をつけろ。

・昔ヨハネスは繁栄を謳歌して高層ビルがバンバン建ってたが、いまでは治安が悪化しすぎて人々は郊外に逃げて高層ビル群はゴーストタウンに。最近ではその避難先の郊外の町も治安悪化で捨てられつつある。

事実僕が宿に着いた次の日に来た日本人の子はそのうわさのバスターミナルで強盗にやられてました。おそろしや。さすがに超最近の生きた話を本人から聞いたので僕はヨハネスをコースからはずしました。
しかしケープタウンやダーバンの昼間でもエリアによってはコソ泥やチンピラみたいな奴、あからさまに「きまっていて」道行くおねえちゃんを捕まえようとしてる奴などいたし、宿の人に聞くとフランスやドイツ人の旅行者は毎日誰かしらカツアゲに会ってました。
(しかし日本人、というかアジア人はジャッキーチェン最強伝説が生きていてカツアゲみたいな軽犯罪にはあいにくいみたいでした。しかし凶悪犯罪は除く)

正直なところ、旅行者にとって南アフリカはかなりレベルが高いです。マッピーの2周目の13面くらい。普通の海外旅行だと思わないほうがいいです。歩いていてこの通りヤバイとかわかるくらい危険察知能力を磨き、情報収集を怠らない努力をして、なるべく金持ちそうに見せない外見をしてないと確実にやられます。

それでもどうしても行きたい、あんな日本代表でも代表は代表だ、というなら完全オーガナイズド・移動は全て車を手配みたいな、お金で安全をバンバン買うくらいの勢いで行ったほうがいいかと。

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ネガティブなことばかり書いてきましたが、南ア自体は喜望峰、サファリ、自然、都市等見所の多いすごくいいとこです。野生ペンギンがいる町があったりチョコボ(=ダチョウ)に乗れる牧場があったり、人食い鮫が肉食うのを目の前で見るダイビングがあったりと他ではあまりないこともありました。興味があったら是非行ってみてください。

コメント

  1. Yoji より:

    初めまして。突然、失礼いたします。

    かなり的確な南アフリカ情報で、とても関心いたしました。

    日本人旅行者には、ぜひとも気をつけてもらいたいものですね。「平和」な日本に居ると、なかなか「治安が悪い国」の状況というのが想像つかなく、「南アフリカ」に対しても警戒心なく軽い気持ちでW杯観戦に行ってしまう方もたくさんいるんじゃないかと思います。そういう状態であの国に行くと、おっしゃる通り、本当、大変な事になりそうですね。

    もっとたくさんの日本人にこの記事を見てもらい、気を引き締めてもらいたいと思いました。

    貴重な情報、誠にありがとうございました。