カレー屋の親父インタビューは面白い

特にうちが紹介されたとかではないのですが、うちの下の模索舎さんに面白いカレー本紹介してもらいました。
spectator 40号

http://www.mosakusha.com/newitems/2017/10/spectator40.html

カレーカルチャーというお題での特集。5~6件の個性派な個人経営のカレー屋店主のインタビューがメインです。カレー屋を選ぶまでの人生とかお店をどういう思いで作ってるのかの話です。
どれも面白かったのですが、渋谷のカレー屋さんの話はすごかった。話半分で聞くような感じだけどもインスタ客目当てに土下座してステーキ奢って有名インスタグラマーに紹介してもらうとか、自分の原宿のお店潰した話だとかこの内容を雑誌の取材で答えられる精神力はすごい。
そのほか高円寺のカレー屋さんの開業までの苦労話とか山形のお店のオンリーワン感あふれる話とか、読み応えありました。この本いま店においてます。下の模索舎さんでも売ってるのでご興味があればぜひ。

自分のことを完全に棚に上げて言いますが、やっぱり自分でカレー屋立ち上げてやるような人って変な人多いですよね。
多分これはなにかしらカレーと関係ないところで色々活動したあとでカレーにハマってしまってお店開く人が多いのが理由かと。大まかに分けるとミュージシャンやアーティスト上がり、菜食から移行、インド好き、バックパッカー上がり、くらいかな。ちなみに僕はパッカー上がりです。
他の飲食みたいに調理学校あがりとか新卒でそのままずっと同じジャンルにいる人とか、お金が好きで一発当てたるみたいな人が少ないですよね。世間で普通に生きづらい人が流れ込んでる感じがします。すんません言い過ぎた失礼だな
まあなんにしろたまに本やらウェブやらで出てくるカレー屋親父インタビューはすごく面白いですね。そこらへんの普通の人と視点が違うというか、出発点が違うというか。

この本が面白いと思った方には類似本としてカレー番長(あ、名前捨てたそうですね、水野さんです。)の神様カレーが面白いのでおすすめ。短いカレー屋インタビュー集なのだけどお店に限らず少し突っ込んだ話をされているページがあってですね、重い言葉がたまにある。デリーの先代社長の「カレー屋は中途半端な商売だ」の下りはなるほどなあと今でも思います。古い本だけども水野さんの本の中では僕はこれがいちばん好きです。

そういえば昔マジスパの親父さんが書いた本もすごかった。これも話半分かもしれませんがUFOにさらわれて覚醒したあたりの話は完全に彼の独自世界です。すばらしい。

あと本の紹介ついでに、今年個人的に一番面白かった本はこれ↓。素粒子論の一般向け新書。完全にカレーと関係ないです。

ふと有名なファインマンの自伝(ご冗談でしょうファインマンさん)を読んでたら「カルテック(カリフォルニアの工科大)」という彼の学校の話がよく出てきたのですが、この本を書いた大栗先生このカルテックでもう長いこと教授してるそうで。すげえ。そこから興味がつながって読んでみた本なのですがまあ面白かった。

僕が大学生だった20年前はまだ一般教養的には素粒子として原子の先にクオークがあるくらいまでで話が終わってたのですが、この本では物理学と電磁気と素粒子論の統一理論を目指した最近までの発展の過程を超弦理論の現役の研究者がかなりわかりやすい「日本語」で書いてくれています。どうやらこの世界の次元は3次元プラス時間1次元の4次元じゃなくて9次元プラス時間1次元の10次元みたいだぜ、とか正直まだイメージしづらいのですがなんだかすごい。最近たまにニュースで見るニュートリノとか重力波みつけたとかの話がちょっとだけわかるようになりました。まあ数式で追ってるわけじゃない(能力的に追えない)のでわかってる気になってるだけですが。。